2022.11.07

旅・小値賀島へ

久々に遠くへ。

 

長崎県、五島列島の北端にある小値賀島(おぢかじま)。

 

佐世保から船で西に60キロ。

 

決してアクセスが良い所ではない。

 

「なにもない」

 

といわれるが、そうではない。

 

そこに「あり続ける」ものを見に行ってきた。

 

 

 

五島列島の中でも、小値賀島周辺の島々は古代の火山の噴火により形成されていて、比較的なだらかな地形は暮らしやすく、2万5000年前の旧石器時代から人の営みが続いているそうだ。

 

 

 

豊富な海の幸、農業のしやすい地形により、半漁半農、自給自足、物々交換が今も当たり前に続いている。

 

魚は朝、漁港で直接買う。

10時前、ギリギリ間に合った。

 

 

上がったばかりのイサキを買ってその場で下処理、宿に持って帰って持参したオリーブオイルとお塩でカルパッチョにした。

 

この島に残る古民家が、アレックス・カーによって素晴らしい宿になっている

 

 

散歩がてら海へ。

 

 

牛たちも気持ちよさそう。

 

 

太古の時代からこの島は、自然も人も、バランスよく成り立ち、生きてきたのではないかと思う。

 

この島では会う人、会う人、皆顔を合わせ、気持ちの良いあいさつをしてくれる。

 

都会に住んでると、こんなにピュアな「こんにちは。」を全ての人とすることはなかなかない。

 

コンビニもなく、スーパーは17時に閉まる。

 

翌日の朝ご飯を用意してなかったので、家の近くに唯一あった小さな酒屋さんに入って、

 

「すみません、お米は売ってないですか?」

 

と、店の主人に聞いてみたら、

 

「ごめんなさい、お米はないんです、、」と。

 

残念だけどしょうがない。そこにある野菜、ツナ缶を買っていこうとしたら、

 

「せっかく来てくれたのに、、よかったら。」

 

と言って、ご自身の家のお米を1合、分けてビニール袋に持ってきてくれた。

 

お代を払わせてくださいと言うと、いやいや、要らないと当たり前のように分けてくれた。

 

翌朝、温かい気持ちでホカホカの白米を食べた。

 

 

島の人たちと話していると、

 

「この何もないところへ東京からよく来たね〜」

 

と、言われるが、そんなことないです。

 

すごく大切なことがたくさん在り続けている。

 

 

今度行く時はお米のお礼を持っていこう。

 

 

2022.11月